療育と主な特性

人によって少しずつとらえ方に違いはありますが、発達障害とは「脳の働き方に偏りがあり、物事のとらえ方や行動に目立った違いが現われ、そのことで日常生活に困難が生じる状態」ということができます。
重要なのは「脳の働きに偏りがある」と「日常生活に困難が生じる」という2つのキーワードです。
脳の働きがどのようにかかわっているのかは明確にはわかっていないのですが、大切な事は親のしつけや育て方が原因ではないということです。
もう一つは困っているかどうかです。
発達特性の凸凹の部分で日常生活の困難が生じていなければ「個性」の範ちゅうと考えられます。
もし、障害があっても子供は発達過程にあり、環境や対応により変化していきます。

参考:学研「発達障害のある子を理解して育てる本」

○特性の理解(観察・問診)
○支援の計画(ご家庭の希望・生活しづらさに大きく影響する部分を把握し支援の内容を絞りこみ計画を作成します。また、一定期間でモニタリングし支援計画の見直しを行います。)


【支援について】
一人ひとりに合わせ、子供の視点に立った支援プログラムを提供します。

【SST(ソーシャルスキルトレーニング)クラス】
ソーシャルスキルとは、対人関係や集団行動、社会的場面で適切に振る舞うための技能(スキル)のことです。
多くのお子さんは、日常的な人とのかかわりを通して自然に学んでいきますが、「自然に学ぶ」ことがうまくできないお子さんもいます。
例えば、コミュ ニケーションをとりづらい、衝動的で気持ちや行動のコントロールが難しい、相手の気持ちがわかりにくいといった子どもたちです。
このような特性があると友達関係は築きにくく、人とのかかわりが少なくなって、体験的にソーシャルスキルを獲得しにくくなるという悪循環に陥ってしまいます。
そのため、療育の中で、丁寧にスキルを身につけることを意識的に行う必要があります。

★ソーシャルスキルトレーニング(SST)
ソーシャルスキルを教える方法として、ソーシャルスキルトレーニングがあり、具体的には以下のようなプロセスで行います。
幼児期のお子さんには遊びを通して、楽しく学んでもらえるプログラムを工夫しています。

①教示
そのスキルがなぜ必要か、身につくとどのような効果があるかを、言葉や絵カードなどを用いて説明します。

②モデリング
手本となる他者の振る舞い(スキル)を見せます。または不適切な振る舞いを見せて、どこに間違いがあるかを考えさせます。

③リハーサル
先生や友達を相手に実践します。主にロールプレイングの手法を用います。

④フィードバック
行動や反応を振り返り、それが適切であれば褒め、不適切であれば修正します。

学んだスキルを日常生活でも生かせるように、ご家族と協力しながらサポートしていきたいと思います。

○TEACCH (ティーチ)
時間・空間・手順の構造化により解りやすい環境で安心できます。
○感覚統合療法
五感・平均感覚・固有覚・前庭覚を整える遊びで刺激し整えていきます。
○応用行動分析(ABA)
行動観察と適切なかかわりにより行動を変化させていきます。
○PECS(ペクス)
絵カードによる自発的なコミュニケーションを育てます。


上記等を取り入れた様々なアプローチで、遊びや学習プログラムを個別や小グループで行っていきます。

※特性の現われ方には個人差があり障害名で線引きできるわけではありません。

【自閉症スペクトラム(ASD)】
主に社会性、コミュニケーションが育ちにくく、興味が限定的。
○孤立型
一人でいるのが好き、人とかかわるということがよくわからないなど。
○受動型
積極的ではないが人とかかわることは嫌がらない。本人のストレスに注意。
○積極型
人と積極的にかかわろうとするが、かかわり方が一方的など。
○四角四面型
まじめでルールに厳格、融通が利かないなど。

【注意欠如多動性障害(ADHD)】
主に不注意・多動・衝動性が年齢・発達に不釣り合い。
○不注意
忘れ物、なくし物が多い、注意がそれる、日課が定着しないなど。
○多動
じっと座っていられない、手足がそわそわ動く、しゃべりすぎるなど。
○衝動性
順番を待てない、質問が終わる前に答え始めてしまうなど。

【学習障害(LD)】
聞く、読む、書く、計算する、推論するなどの特定の学習能力を習得することが困難。
○発達性協調運動障害(DCD)
筋肉や関節の動き、視覚、聴覚など体の機能に障がいがないにもかかわらず、体の部分を
協調して動かすことが難しく、上手く運動ができません。
走る、跳ぶの「全身運動」ハサミ、ボタン留めなどの「手先の運動」スキップ、縄跳び、楽器演
奏など「組み合わせ運動」のどれがうまくいかないかによりタイプが分かれます。


これらの特性は早期に適切な支援を行うことで発達していきます。
また、周囲の大人たちの理解が子どもの成長に大きく影響します。



ぴぃぷらす押上スタジオは、発達に凸凹があるお子さんが身近で気軽に必要な動作の指導、知識技能の付与、集団生活への適応訓練などを受けられる場所です。
特別に特性を学び、障害児指導の経験をもつ保育士、学校教諭が指導いたします。

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